小中高生の自殺者数過去最多に
2025年に自殺をした全国の小中高生は532人と前年より3人増え、過去最多になったことが厚生労働省と警察庁とのまとめでわかった。
若者の自殺はコロナ禍が始まった2020年に急増した後、深刻な状況が続いており、政府は対策の強化に乗り出している。
内訳は小学生が10人、中学生が170人、高校生が352人になっている。また男女別では男子が255人で前年より16人増えたのに対して、女子は277人と13人減った。
相次ぐ子供の自殺を受け、政府や自治体も対策を強化している。4月からは学校と医療機関、支援に取り組む民間団体による地域協議会を各地で設置し、自殺につながる可能性のある子どもの情報を早期に収拾する。このほかSNSの投稿や検索データを分析し、自殺リスクの早期発見を図るとしている。
一方、成人を含む全体の自殺者は、過去最少の1万9097人に留まり、内訳は男性が1万3117人、女性が5980人であった。3月に公表予定の確定値では、警察の捜査結果を踏まえて一定数の増加が見込まれるが、初めて2万人を割り込む見通しとなっている。
悩みを抱える人の相談窓口として、現在厚生労働省は「こころの健康相談統一ダイヤル」を設けている。
自殺に至る人が、1人でも少なくなる社会になるよう、心から祈るばかりである。