鎌倉女子大付属中等部・高等部校名変更
鎌倉市大船にある鎌倉女子大学は、2026年度4月より同市岩瀬にある付属の中等部・高等部の男女共学に移行することにともない、4月19日に新しい校名になることを公表した。
新校名は、『鎌倉国際文理中等部、鎌倉国際文理高等部』となる。
鎌倉女子大学は、2026年度4月入学生(現小学校5年生)より、併設する附属の中等部および高等部のそれぞれの1年次に、男子生徒も迎え入れることをすでに発表している。男女共学の移行開始にともない、附属中等部・高等部は「鎌倉国際文理中学校」「鎌倉国際文理高等学校」と名称を冠し、独立して汎用する。
また英語名はそれぞれ、「Kamakura International Arts and Sciences Junior High School」「Kamakura International Arts and Sciences Senior High School」となる。
新しい名称は、「国際的(International)」に通用する、これからの「知識・学問・科学(Sciences)」と「技芸・スキル・マナー(Arts)」を培う、「教育課程(国際教養コースと総合文理コース)」の実態をそのまま反映したものとしている。さらに「教育の目標」である「科学的教養の向上と優雅な性情の涵養」を目指すとしている。
さらに、ラテン語の「scientia(スキエンティア) 」や「ars(アルス)」 を語源とする「science」や「art」は、「分野別の知識」や「生活上の技術」といった身に付ける価値であると同時に、「理論的に知ること」と「実践的に知ること」といった行為を意味することから、同校は、創立以来の「教育の方法」である「雑巾と辞書をもって学ぶ」という精神を継続していく。
2026年度の中等部からの募集(中高6年間)は、以下のようになっている。
◆国際教養コース(特進)120名(男女)。高等部からの募集(高校3年間)は、国際教養コース(特進)40名(男女)
◆総合文理コース(進学)80名(男女)。今後、中等部・高等部男女共学化特設Webページにおいて、順次決定事項を公開していくという。
港南中央教室がある横浜市でも、学校の共学化は進んでおり、横浜富士見中、横浜高校や青山横浜英和中が記憶に新しいところである。県内にはまだまだ男女別学の学校が多々あるが、近い将来共学化に手を挙げていく学校も少なくないと見ている。