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2026年大学共通テスト問題増設そして複雑化、難化した情報Ⅰ

今月17日、18日に行われた大学共通テストは、現行の学習指導要領に対応した2回目の試験となり、一部の科目で前回よりも平均点が大きく下回ったことがわかった。
今回の大学共通テストの受験者数は、49万6237人となった。大学入試センターは、採点が終わった約46万人分の結果から、共通テストの各科目の平均点の中間集計を発表した。
今回の大学共通テストの平均点は2024年度と同水準で、平均点が高かった前回と比べると難化したと言えるが、通常に戻ったとも言える。

タイトルにもある「情報Ⅰ」は2022年度から導入された科目で、全ての高校生がプログラミング等を学ぶことから新設された。共通テストで初出題となった前回は、基礎部分の内容が多く出題されたこともあり、最終集計における平均点は69.26点と高かった。しかし今回は56.66点と約13点下回った。

今年の問題では、自治体の住民情報システムの改良に関する内容が問われたり、論理演算を用いて熊のぬいぐるみの画像と別の風景画像を合成する手順を考えさせたりした。マーク数も前回の51問から60問に増加した。昨年と比べると、幅広い知識をもとに考えさせたり、解答に時間を要したりする出題が目立った。
実際弊社の受験生に率直な感想を聞いたところ、「昨年の過去問題では素直な出題が多くしめていたが、今年の問題は色々と複雑で、頭を使う問題が多かった。」と話す。
今年の出題傾向から、今後は日常生活の中で身の回りの情報技術についてどんな仕組みになっているのか、と考えてみたり調べてみたりする探究的な行動が必要不可欠と思われる。

「情報Ⅰ」以外にも平均点が昨年より大きく下回った科目に、国語と物理がある。国語は200満点中116.42点で、昨年の126.67点より10点ほど下回った。また物理も100点満点中平均点は45.55点で、1990年に始まった前身の大学入試センター試験事時代を含めて過去最低の点数となった。

このようなことから、1月26日から始まった国公立大学の2次試験の出題(2月4日まで)傾向にも大きく影響が出そうである。近年の受験生は安全志向が強まり、難関大学から志望校を下げる受験生の動きが見られる。このため、いわゆる国公立大学の旧一期校の旧帝大はもとより、一橋大学や筑波大学、金沢大学、神戸大学といった大学の受験を避け、旧二期校への受験にシフトしているようである。また私立大学においても“早慶上理”大学のワンランク下のいわゆる“GMARCH”大学の競争倍率は高くなりそうである。

大学共通テストにおいて、各教科で問題数が多くなったり、また文章量が多くなったりと、読ませる問題にシフトしているように思われる。普段から文章を読むことに抵抗なく慣れ親しみ、早い段階から対策を講じることに力を注いでもらいたい。

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