第24回 神奈川全私学展
今年で24回を数える「神奈川全私学展」がパシフィコ横浜で7月17日に開催される。例年通り、参加校が各ブースで私学の魅力をそれぞれアピールする。
会場は3つに分かれ、それぞれ開催されていく。
先ずはメインとなる1階の展示ホールC・Dホールにおいての学校紹介である。参加校は58校にものぼり、神奈川県の東は桐光学園中学高校、西は函嶺白百合学園中学高校、南は三浦学苑高校と、とにかく幅広い地域から参加する。また偏差値上最も高いとされる慶応義塾高校や港南中央教室から最も近いであろう山手学院中学高校や横浜清風高校、また大学付属校の中央大学付属横浜中学校や関東学院大学付属六浦中学高校、日本女子大付属中学高校といった学校が肩を並べている。また同じ会場では制服展が開かれている。女子でもスカートだけではなくスラックスもラインナップしている学校も数多く、ここでデザインなどを間近で見ることができる。
次に2階のアネックスホールで行われる教育講演会である。テーマは「神奈川の高校入試について」と「県内私立高校への学費支援制度」の2つの演目が用意されている。時間は神奈川の高校入試については約30分で、前鎌倉学園中学高校校長の竹内博之先生が、県内私立高校への学費支援制度が約20分で、神奈川県私学振興課の方が演者となる。どちらもコンパクトにまとめられており、特に竹内先生の話には魅力を感じるところがある。
最後の3つ目が同じ2階で開催される「学費支援相談コーナー」である。私学に進学したいが経済的に不安だ、実際どのくらいかかるのか、という一歩踏み込んだ内容に対応してくれる。学費費用として入学金や授業料、施設費等は募集要項によく記載されているが、修学旅行の積立金や教材費、制服や体育着代、また細かいところではPTA会費や生徒会費といったものは実際入学しないとわからないところがある。そういったことを全部含めて明快になる。
開催時間は9時30分から15時30分で4部構成になっている。1部は9時30分から11時、2部は11時から12時30分、3部は12時30分から14時、そして4部は14時から15時30分となっている。いずれもWEBによる予約制で、6月29日昼12時から予約受付となる。
コロナ感染が軽減されこのような催しが開催されるが、協会ではマスクの着用やアルコール消毒の実施、ソーシャルディスタンスを取るようお願いをしている。皆さんのご協力とご理解を私からもお願いしたい。
例年、午前中の1部と2部、特に1部は予約受付開始の6月29日で締め切りになることがみられる。午後にご予定がある方は、受付開始と同時にお申し込みを勧めるところである。