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神奈川県私立高校募集人員発表

神奈川県教育委員会は、10月23日県内の私立高校及び中学校、中等教育学校(中高一貫校)の2024年度募集要項を発表した。
高校の募集人員の数は前年度より120人減少し、60校で1万6,335人となった。内訳は全日制が1万504人で、120人減の全ての人数が当てはまる。通信制は前年度と同じ1,290人である。また60校のうち、55校は推薦入試を行い、6,112人を募る事となった。

中学校の募集人員は前年度より50人減少し、57校で7,655人に留まった。中等教育学校2校(平塚中等教育学校、相模原中等教育学校)においては、20人減少し350人となった。

高校の一般入試は来年2月10日に集中し、各校で実施される。学校によって、英語コースやスポーツコース、音楽や美術といった特化するコースでは、実技の試験も別日程を設けるなどして行われる。

中学校は2月1日から概ね7日までの間に各校で行われ、試験も複数回設ける学校がほとんどである。また中等教育学校2校は、2月3日を予定している。受験教科については各校で色々と特色を打ち出している。通常国語、算数、理科、社会の4教科か国語、算数の2教科で合否を争うこととなるが、学校によっては、算数1教科や国語1教科、また2教科(社会と理科など)、4教科融合型の試験を実施したり、小論文や面接を課したりする学校もある。中には中等教育学校と同じ適正検査型試験を複数回受験日程の中で設ける学校もあり、多種多様である。さらにアカデミックポテンシャルやステムポテンシャルと銘打ち、4教科の垣根を越え『海と人』といったことをテーマに美術の分野から出題する学校もある。これは美術の知識を当ものではなく、図工という授業を通して小学生らしい経験を大切にしてきたか、論理的思考力が備わって入るかをとうもので、注目すべき試験の形態の一つである。

詳細については各学校に問い合わせるなどとして、4教科、もしくは5教科の知識の詰め込みに偏ることなく、新聞や報道番組にも目を向け、その中で自分の意見を構築し、そして表現する力が見に付くよう、日頃から練習することが求められるのが最近の試験の傾向と言えるのではないだろうか。

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