お知らせ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 入試情報
  4. 中学受験本番直前 今年の動向

中学受験本番直前 今年の動向

1月10日に埼玉県が、1月20日に千葉県の中学受験がスタートした。中学受験のシーズンがいよいよという感じである。本番と位置づける東京都、神奈川県では2月1日からスタートするが、今年はどんな傾向なのか?受験者数は?どんな学校に人気があるのか?そして本番を前に今どうするべきなのか?いずれも不安になるところである。

まず受験者人数だが、2015年から首都圏における受験者数は右肩上がりとなっている。昨年の2023年には過去最高の52,600人を記録した。しかし今年は若干人数が減り52,000人ほどと推定できる。これは小学校6年生の人口減少や景気低迷が原因とみられる。

この傾向は、大学入試の変化の影響を受けていると考えられる。大学入試は、知識量だけではなく、自分の言葉で表現する力が問われる傾向が強い。それに一早く反応して、6年かけて対処している中高一貫校が注目されている事実があるからだ。また、保護者が、自分たちの時代とまったく異なる社会の中を子供が生き抜いて行くこと、次々に変化する社会に対して、見通せない将来への不安を感じていることを背景に、特色ある教育を実践している私立中学に進学させたいという思いが反映されていると考えられる。

では、いったいどんな学校が注目を集め志望者数が増えているのか。この回答として、偏差値から見た中堅校に注目が集まっていると模試の結果から言える。以前は少しでも偏差値が高い学校へという傾向が強く見られたが、最近は子どもの性格にあった学校を目指す家庭が増えている。中堅校の中には、これからの時代を見据えて、ユニークな教育を取り入れている学校も少なくはなく、受験生や保護者のニーズを捉えていることが学校説明会などから容易にわかる。

具体的には以下の3つのテーマが挙げられる。まず1つ目は、横浜女学院や広尾学園、三田国際学園などで見られル「グローバル教育」である。グローバル化が進む中、海外に視野を広げた教育を実践し、留学はもちろん、海外大学への進学を目指す学校が注目を集めている。2つ目は、清泉女学院や大妻中野、芝浦工業大学附属、山脇学園などで見られる「理系教育」である。理系人材の育成のため、プログラミングやAI、ものづくりといった、これから欠かせない技術に早いうちから触れさせたいことから人気が集まっている。3つ目は、関東学院や順天、三輪田学園系列や近隣の大学と連携を進める「高大連携」である。大学の教員らが中学・高校に出張して専門的な授業をしたり、中高生が大学に出向いて最先端の研究に触れたりしていることが注目を集めている。これは大学の推薦枠も多いことも人気に影響していることは否めない。

最近では多彩な能力がある子どもを迎え、生き生きと伸ばせる環境を作りたいという学校側の考えが入学試験の形態にも現れているので、子供の特性や性格等を鑑み、志望校を決めて行くのが大きなポイントと言えるであろう。

関連記事