神奈川県公立高校出願〆切
1月31日、今年度の神奈川県公立高校の共通選抜の出願が締め切られた。
全日制145校の募集人数は39,947人で、これに対して応募者は47,346人となった。平均競争倍率は昨年の1.18倍から0.01ポイントわずかに上がり、1.19倍となった。
最も倍率が高かったのは横浜翠嵐高校の普通科で、唯一2倍を超え2.3倍となった。続いて横浜南陵1.87倍、神奈川総合普通個性化の1.85倍、湘南の1.83倍、高津の1.80倍、川崎橘国際の1.79倍、横浜サイエンスフロンティア1.77倍、横浜緑ヶ丘の1.75倍、多摩1.68倍、鎌倉1.67倍、と上位10校の顔ぶれは以上のようになった。
定時制高校27校は、募集人数は2,499人で、これに対して応募者は1,293人となり、平均競争倍率は、昨年の0.49倍から0.03ポイントわずかに上がり0.52倍となった。また通信制高校り横浜修悠館と厚木清南の2校の募集人数は合わせて1,216人で、これに対して548人の応募に留まった。
共通選抜試験は今月14日から16日にかけて行われ、合格発表は同月28日に行われる。
ここで注目したいのは、5日から7日に行われる『志願変更期間』である。受験者の一部は、発表された競争倍率によって志願校先を変更することが予想される。
教室のある港南中央教室近隣で見ると、横浜南陵高校が注目される。上記にあるように、同校の倍率は1.87倍とかなり高い倍率である。旧横浜南部学区に属する近隣では、横浜桜陽高校と合併する永谷高校の進学をさけ、偏差値上その上の位置にある横浜南陵高校に集中したと思われる。近隣の横浜立野高校の倍率も1.59倍と高い倍率であることから、0.97倍の上矢部や1.05倍の舞岡に変更者が集まるのではとみられる。
とにもかくにも実力が一番大切な事は変わらないが、公立高校志願の受験生にとって競争倍率は、合格を勝ち取るに大切な戦略の材料となるのは間違いない。