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子供に悪影響のネット利用

こども家庭庁は3月31日、全国の小中高生を対象に実施したインターネットの「利用環境実態調査」の結果を発表した。この結果から特筆すべきは、「勉強に集中できない」、「睡眠不足」と答えた児童生徒の割合が24.6%にものぼり、過去最高を更新したことである。

調査は2024年の11月から12月、10歳から17歳の5,000人に面談やネットを通じてのアンケート実施であった。上述したように「勉強に集中できない」、「睡眠不足」が目立ったが、その他「迷惑メッセージやメールが送られてきた」や「知らない人からメールがきた」と回答が続き、子供への悪影響、事件やトラブルにつながりかねないものもあった。

また今回の調査で、パソコンやタブレット、携帯を使ってのネット利用時間が平均で初めて5時間を超えていることにも注目せざるをえない。このことが悪影響を助長していることは言うまでもないだろう。

こども家庭庁の担当者は、タブレットや携帯などの端末には、子供が使うアプリを制限する機能があり、保護者も積極的に目配りを行い関わって欲しいと話す。

ネット利用に関しては、以前この「お知らせ」におけるページにおいても論じたが、近年ネットを通じての事件がテレビや新聞で多く報じられている。愛知県一宮市でおきた女子高校の事件がいい例であろう。このようなことからいつ事件に巻き込まれても不思議ではないと強く感じる。こども家庭庁の担当者は保護者の関わりを積極的に、と強調するが、学校の授業においてもタブレットを使うことが多い今、ネットの使い方や通信においての注意や警告、使い方を一歩間違えると、といったことをもっと時間を割いて解説・説明を授業化するなどといった取り組みが必要と強く感じる。

いずれにせよ、これら端末を使う児童生徒の自制心を今後育んでいかなければならないことは間違いない。

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