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都立高校のバカロレア増設検討開始

東京都教育委員会は、国際的な教育プログラム「国際バカロレア」を学べる都立高校の増設に向け、本格的な検討に入ったと発表した。

そもそも、この「国際バカロレア」とは、スイスに本部をおくIB機構が認定する3歳から19歳を対象とした教育プログラムで、双方向・協働型の授業を通じて探究スキルや課題発見、解決力を身に付けるものである。

東京都教育委員会は、国際社会で活躍できる人材を育てるとともに、少子化が進む中で都立高校の競争力を高める狙いがあるとしている。

国内の高校レベルの国際バカロレアには、1つに全科目を英語で履修する英語ディプロア・プログラム、そしてもう一つに一部の科目を日本語で履修できる日本語ディプロア・プログラムがある。現在全教科が英語で履修する前者のタイプは、東京と広島にある高校の2校、一部の教科が日本語で履修する後者のタイプは、12の都道府県に12校という数に留まっている。

前述したように、高校無償化が背景にあり、私立高校との差別化が最大の目的と推測できる。しかし実情としてほぼ英語のみの授業や試験が展開されることに対して、国内で生まれ育った生徒に対してはハードルがかなり高いようである。それでも入試倍率が3~6倍という高い競争率が、このような増設検討を後押ししたと考えられる。

このような状況から、一部の教科を日本語で履修する後者のタイプの高校の増設がまずは行われると考えている。そして海外大学への進学を後押ししていくものなのであろう。

では神奈川県では、というとまずはこの東京都の試みを見ての検討に入ることから、この影響を受けるのは3年から5年後と考えられる。神奈川県でも少子化は進み、各学区の高校の統合や合併の状況からもっと早いかもしれない。

いずれにせよ、高校無償化が色々な方向を導き出していることは間違いない。

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