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昨年度の大学中退者3万人余りに

文部科学省の調べによると、昨年4月から12月までの8か月で、大学の中退者が3万人に上ることがわかった。このうち約9割にも上る学生は、中退の理由として、修学意欲の低下や学生生活不適応を理由にあげた。キャンパスに通うという通常の大学生活がコロナによってできず、多くの授業がリモートとなっていることが背景としてあげられる。

これを受けて文部科学省は、大学の教育について人格の完成を目指す上で、「対面による学生同士や教職員との人的な交流も重要な要素」として切磋琢磨できる環境をつくることの大切さ強調した。これにより各大学に、十分な感染対策をしたうえでの対面授業の実施図書館など大学施設の利用機会の確保、といったことを促した。

このようなことは大学生にだけでなく、高校生においても見られ、各家庭においても個々の対応をしていかなければならないことを強く感じた。

私にも大学3年生半ばにして大学を中退した友人がいた。アルバイトをしている中で、大学で授業を受け知識や技能を身に付けるよりも、アルバイト先での人間関係や技術を得ることに魅力やさらなる興味を持ち、大学卒業よりもそちらを優先した結果である。学生時代のアルバイトはプラスになることが多く、就職活動において職種を選択する大きな経験となる。私も郵便局の配達に始まり、工場や販売、サービス業また塾講師といったアルバイトを経験した。これ、といった職業を選ぶ事はできなかったが、消去法で「これはちょっと…」や「これだけはやめておく」といったある程度的を絞る事はできた。また前述した人間関係においては、社員や先輩から仕事を教わる大切さありがたさと仕事を教える指導力や責任感と言うものを感じることができた。そのような中「責任は俺が持つから一生懸命やってこい」と言ってくれた先輩の言葉は今も頭に残っている。

大学卒業は一つの大きなけじめ。得ること、得たことは一人ひとり違いはあるが、その意味は大きいと考える。

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