公立高校入試面接廃止!
神奈川県公立高校入学試験の面接は、近隣の都県とともにずっと行われてきた制度である。そのような中、県教育委員会は、現在の中学2年生、2024年から廃止すると発表した。学習への姿勢を面接試験ではなく、学校生活全体で判断するというように変更したからだ。つまり調査書でその分判断することとなる。ただし高校や科、コースによっては実技やスピーチなどの「特色検査」の一つとして面接試験を行う他、学力検査がないクリエイティブスクールでも面接試験は行う。各校の選抜基準は来年5月に発表すると予定になっている。
なぜ面接試験が廃止になったのか。表向きは前述されているように「学校生活全体で判断」となっているが、高校サイドの現場からしてみれば“負担”という文字は払拭できない。一人10分前後の試験時間に試験終了後の評価時間を考えると一人あたり15分前後の時間が必要となる。午前中から試験を二人の試験管が対応できる受験生は15組から18組前後になる。受験生が定員の1.5倍以上になる学校での負担は計り知れない。また面接官は二人でじっしするものの、当然主観が働き、タの試験管との差異が出ることは否めない。
このようなことからの廃止を喜ぶべきかどうかは受験生にとっては分かれる所であろう。