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『話す』英語試験導入準備進行

東京都立高校入試で、生徒たちが授業で取り組んできた「話すこと」が評価され、入学試験の合否の素とされる。東京都教育委員会は、4技能のうち「話す」だけが入学試験で評価されておらず、グローバル人材の育成戦略を検討する観点から、4つの支点を持ってバランス良く評価するべきだ、という見解を示した。このスピーキング試験は6段階で評価され、2月に行われる入学試験の調査書にこの評価が記載される。実施時期は年内11月を予定しており、試験日まで半年もない日程となる。東京都では約8万人の中学生が受験することとなるが、病気等で受験できなかった場合は、国私立中学から都立高校受験生と同じく、筆記試験で同程度の点数をとった生徒の教材に平均点をスピーキングの評価としている。

この実施においては疑問視する有識者もいる。それはベネッセ独自のテストを一部の市区で使っており、活用していない市区との差が生じるとしている。また別の有識者は、問題の適切性や採点を海外の英語圏に依頼するという所にも懸念を示している。

岩手県では以前導入したが、教員の負担等から断念した事例を考えるとなかなか普及に問題点はあるが、神奈川県での実施もそう遠くはないと思われる。

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