東京・神奈川中学受験スタート
千葉県、埼玉県が1月中旬・下旬にそれぞれスタートし、東京都・神奈川県は今日2月1日にスタートした。コロナ禍3年目の入試となる。同時に私立大学の一般入試もスタートし、受験シーズンはピークを迎えた様相となった。
マスク姿の受験生は、万全の感染対策をとりながら試験に臨んだ。今年の中学受験者数は9年連続で増加し、その数は過去最高の52,800人にのぼった。1日午前に入学試験が行われた私立中学は両都県で217校であった。これらの教育委員会によると、計234校が26,869人の募集を募っており、その内の大半が1日に行われるということである。
前述したように、ここのところ受験者数は右肩上がりになっている。その背景として、コロナ禍での迅速なデジタル対応が大きく評価されているところにある。
さて、コロナ禍にあるため、最近受験に対する保護者・児童の動きが大きく変わったと小学校の先生は話す。と言うのも、ここ最近のコロナは毒性が和らいではいるが、その感染力は強固になったため、感染を恐れて1月下旬、一週間前には受験を予定している児童の全員が休むクラスも少なくないという。中には中旬から、さらに冬休み以降登校していない児童も中にはいるという。このような状況に対して、あるテレビ局のアンケートでは、このような状況を「理解できる」という回答が「理解できない」という回答をわずかだが上回った。確かにここに来て感染してしまったら、何のために受験勉強をしてきたのか、という気持ちも分からなくはない。驚くべきことは、この学校を休むことを親が主導しているのではなく、子ども自ら「休みたい」と願い出ているところである。
確かにデジタル対応、タブレットを活用した授業の導入は公立中学と比べれば勝っているのは確かなことではある。しかし、それだろうか、と考えた時、やはり教員の“質”という部分は軽視できない。その軽視できない部分の詳細はここでは述べはしないが、多くの保護者は分かっていただけると思う。
中学受験は、5日を過ぎるとその数は極端に少なくなり、早稲田個別港南中央教室近隣では、山手学院の6日に行われる試験が最後となる。
まだまだ始まったばかり、受験生には精一杯頑張って欲しい。