2024年度の時事問題
世の中の動き、世間の話題には常に敏感になっておく必要があります。時事問題、やはり昨年も多くの学校で時事問題が問われました。神奈川県公立高校では出題が検定教科書という範囲から逸脱できないため、昨年の出来事がそのまま出題されることはなかなか難しい現状にあります。それでも数年前に一時期話題となった“臓器提供意思表示カード”の問題が問6で、また“アフリカの角”と言われたソマリア問題が問7で、時事問題が織り込まれたといったくらいでした。
しかし中学受験界においては、各学校で問題を作成するため、リアルタイムで様々な出来事が問われます。昨年も首都圏216校のうち、約9割の学校で時事問題が問われました。その中でも一番多く出題されたテーマは持続可能な開発目標『SDGs』で、サレジオ学院中などで問われました。また僅差ではありますがやはり『コロナウィルス』も多くの学校で出題されました。これらはいずれも自分が取り組むことができることについての考えを書くといったことまで問う学校もありました。その他、『ジェンダー』や『東京オリンピック』などをテーマにした問題も多くの学校で問われました。
このようなことを踏まえると、今年は何が問われるのか、何が話題となり新聞やニュース番組を賑わせたか、広げたアンテナをまとめてみましょう。
- 石川県能登半島地震
- 政治資金裏金問題
- 日本の探査機が初月面着陸
- GDP世界第4位に転落
- 北陸新幹線敦賀まで延伸
- 円安加速4月には160円台に
- 新紙幣20年振りに発券
- パリオリンピック 海外開催で初の20金メダル
- 佐渡金山世界遺産に登録
- 8月南海トラフ地震臨時情報初発令
- 102代新首相に石破茂氏就任
以上のようにタイトルをあげてみました。これ以降も、衆議院選挙自公過半数割れ、や日本原水爆被害者団体協議会(被団協)のノーベル兵を賞の受賞、闇バイト横行、また兵庫県知事の再選などありますが、10月以降のニュースは問題作成上出題には間に合わないことから、上記項目タイトルも9月までと区切っています。
どの項目タイトルにおいても、出来事の正確な事実とそれに対しての自分の意見考えをしっかりと持つことが求められます。これらのことからやはり、日々新聞やニュース番組を見ることはとても大切であることが分かります。
今からでも遅くはありません。しっかりと対策を講じましょう。