
授業がわからない生徒・児童増加
2025年全国学力テスト実施と同時に、生徒・児童へのアンケート調査が行われた。このアンケートにより、「授業が分からない」、「内容がよく分かっていない」という生徒・児童が増加していることがわかった。文部科学省は、理由について“不明”としつつも『真剣に受け止める必要のある重要なデータだ』としている。
「授業の内容はよくわかりますか」との質問に対して、小学校の算数は「どちらかといえば」というのも含めて「当はまる」としたのはなんと78.4%にものぼる。中学校の国語でも「当てはまる」が77.1%になっている。そして今回のアンケートで特筆すべきは、初めて男女別で集計したところである。
その結果、算数や数学、また理科においては得点平均点上男女の差はほぼなかったと言えるが、「算数の勉強は好きか」という質問に対しては、「どちらかといえば」を含めて「当てはまる」と回答した男子小学生は67.3%だったのに対して、女子小学生は48.6%に留まり18.7%の差が生じた。一方「国語の勉強は好きだ」という質問に対しては、「どちらかといえば」を含めて「あてはまる」が女子小学生は、男子小学生よりも8.2%高い結果となった。この傾向は中学生でもおこっており、12.7%も女子中学生の方が高かった。
女子だから理系が苦手、男子だから文系が苦手という無意識の偏見、アンコンシャス・バイアスといったことが子どもたちの幼い頃からあり、少なからずとも影響があるとも考えられる。
国語の読解力は社会の文章題、理科の実験過程・結果、数学の文章題解答に大きく影響を及ぼしていることからも、男子小学生、中学生を中心に国語の苦手意識を払拭してもらいたいものである。