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アメリカの高校銃撃事件

アメリカジョージア州の州都、アトランタのパラシー高校で、現地時間9月4日午前10時20分頃に銃撃事件が起きた。この事件で、9人が病院に緊急搬送、残念なことに4人が犠牲となった。4人のうち2人は教員で、2人は生徒であった。ここで特筆すべきことは、学校からの通報で数分後に駆け付けた警官が、この事件の容疑者として拘束したしたのが、同校の14歳の生徒であったことである。

アメリカでは、こういった銃乱射事件が残念ながらたびたび起こっている。もちろん、ショッピングセンターや娯楽施設においても起きているのであるが、学校で起きるということに驚きを隠せない。最近ではアイオワ州の高校で、今年1月、男子生徒が銃を乱射した事件があつた。そして銃を乱射した生徒は、17歳の少年で事件後自らに向けて銃を撃ち死亡したという事件が記憶に新しいところだ。

2009年から2020年までアメリカで毎年平均19件の銃乱射事件があり、銃撃によって947人が負傷している。そして驚くべきことは、1,363人が死亡している統計がある。この間、平均して毎年19件の乱射事件が起きていることになり、ここのようなことから、20日に1件の乱射事件がおきている計算となる。

このような現状にバイデン大統領は、犠牲となった生徒児童らに哀悼の意を示し、さらに、銃規制に消極的な共和党を強く非難したという。

この容疑者となった生徒は、成人として刑事裁判にかけられる予定だ。

日本からはここ最近、語学研修や修学旅行、短期留学といったことでアメリカを訪れる中高生が非常に多くなっている。アメリカは銃社会。自分の身を守るために銃の所持が届け出によって認められている。この銃を残念ながら誤った使用で上述した悲惨な事件が繰り返し起こっている。常にこのような危険がある、付きまとうということを頭に入れて、アメリカという国を改めて認識して欲しいものである。

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