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東京科学大発足!

10月1日、新大学「東京科学大」が発足した。これは東京工業大学(東京都目黒区)と東京医科歯科大学(東京都文京区)が統合してできたもので、研究力や国際性などが国内最高水準である『指定国立大学法人』同士の統合では初となった。

東京科学大は、理工学と医歯学との「医工連携」で、新しい研究分野の開拓を掲げている。

1日午前、目黒区にある東京工業大学大岡山キャンパスでは、新銘板にかぶせられていた「東京工業大学」の銘板表示が外され、真新しい「東京科学大学」の新銘板がお披露目となった。するとその前で記念写真を撮る多くの学生の姿が見られた。学生からは、医療とAIを組み合わせて新しい分野に挑戦したいと語ったり、研究の幅が広がったのは大きなメリットだと話したりする学生を見ることができた。また文京区にある湯島キャンパスでは、東京科学大という歴史的瞬間を学生として迎えられたのは非常に嬉しいと話す学生の姿が見られた。また医工連携で、より多くの命を救えるようになると期待していると意気込む学生もいた。

大竹理事長は、記者会見の場で「科学の進歩を担い、科学の力を社会に還元する世界最高水準の科学大学を目指す」と述べた。また同席した教育研究を統括する田中学長は、「学生や研究者の交流や融合を促すための“医歯理工融合教育プログラム”の導入、さらに研究組織の再編をしたい」という方針を述べた。

文部科学省によると国立大の統合は2002年以降15例目で2007年に大阪大と大阪外国語大が統合して以来としている。ただし、研究力や国際性などが国内最高水準である「指定国立大学法人」同士の統合は初めてで、世界最高レベルの大学になるとしている。

東京科学大は、東京工業大の理・工など6学院と、東京医科歯科大の医学部、歯学部で、1万3000人の学生を有することとなり、今後の発展が強く望まれている。

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