学食のメニューに生徒考案を採用
横浜市港南区にある横浜市立南高校の学食で、この度生徒考案の学食が販売される事となった。
南高校の総合的な探究の時間を「トライアンドアクト」と呼んでおり、興味のあることが近い生徒同士で結成したサークルが、それぞれ独自の活動をしているのが南高校なのである。そのような活動の中、学食のメニューの一つに『生姜焼き定食』が販売された。50食限定の生姜焼き定食は、メインの豚肉を環境に配慮した「エコフィード」という飼料を使った物に限定し育ったものだ。その他定食にはかにかまサラダと味噌汁、が付く。
この定食が考案された背景には、7月に訪れた相模原にある日本フードエコロジーセンターの工場見学がきっかけだと中心になった生徒は話す。学食で販売に至るまでは、決して楽ではなかったと言う。メインの豚肉は、日本エコロジーセンターから紹介された厚木市にある臼井農産から仕入れることができた。この農産では、売れ残ったパンなどを飼料にして育てた「優とん」と呼ばれる豚を飼育しており、エコフィードと余バルれ事業に力を入れている。
さて、肝心のメインとなった豚肉の味は、「余計な脂がなく、さっぱりしている」と評判である。
このような試みから「エコフィード」を広く知ってもらい、このような活動を多くの生徒にしてもらいと願うところである。